余生(27)
※前回
私の筋肉は柔らかい方で、もみかえしになってしまったのは後にも先にもこの1回だけだったので、「もみかえし」という単語が私のイメージ通りの意味なのか気になり、webで調べてみることにした。
「揉み返し」の原因と思われる時のあなたの筋肉の状態を思い返してみて下さい。
揉まれている時、痛くは無かったですか?
その痛みを我慢する為に筋肉に力が入っていませんでしたか?
強い力で揉まれるとそれを我慢する為に筋肉に力が入り、筋肉が硬くなります。
硬い筋肉を更に強い力で揉むと筋肉の繊維が切れます。
この切れた部分が後刻、炎症となって痛みます。
この痛みが「揉み返し」と言われているのです。
通常、揉んで気持ち良くする事を、「揉みほぐす」と言います。
ほぐす為には筋肉に力が入っていては、ほぐせません。
「あ~、こいつへたくそだな、全然痛くない、揉まれている気がしない」と
思うやり方のほうが緩んだ筋肉をほぐす意味で、効果は大きいと思います。
申し訳ありませんが、横浜では知りません。
(http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1246660357)
ひとり目を出産した後、美容師が職場復帰をしてから私の家でもネモちゃんが生まれ、それから私たちは、主に子供の話をするようになった。美容師の家の子供は男の子で、男の子だからやはり甘えん坊であり、いまだにシャワーのお湯を怖がるから頭からかけられないと言っていた。対して私はネモちゃんが自分で立てるようになったころから、お構いなしにじゃんじゃんシャワーをかけまくった。私は志津のときに子供の体を洗うことに慣れていたので躊躇はしなかった。私は独身のころからその美容院には通っていたので、志津のことは面倒なので伏せていた。私のワイルドな行為については美容師は
「やっぱり女の子だから平気なんだね」
と勝手に納得した。
ある時アシスタントの人に髪を洗ってもらっている時に、私は油断をして
「7歳離れていても、まともに喧嘩になるんですよね」
と口を滑らせた。当然相手はなんの話をしているのかわからなくなり、その美容室では髪を洗う最中はおでこに和紙を貼って水がかからないようにするが、美容師(アシスタント)がなんと答えていいのか戸惑っていることは気配でわかった。私の頭を洗うわしゃわしゃという音が聞こえ、そこの美容院では天然素材のシャンプーを使っていることが売りであった。咄嗟に私は、当時は義妹も一緒にくらしていたので、志津は義妹の子ということにして、義妹は出戻りである風を装って
「今家にいるんですよね」
と嘘をついた。家にいるのは嘘ではなかった。おかげでなおさら気まずい雰囲気となったので、話題は違う方向になり、その後も私は図々しくもその美容院に通い続けた。志津のことを訂正する気はなかった。